2008年10月23日 (木)

第17回 自分力研究会in静和漢方薬局

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★都会の川にも、白鷺がいる。

 いったい彼らは、どこに住んでいるのだろう。

 こんな大型の鳥が住める木あるいは森が、

 まだこの都会に残っているとは、何だかうれしい…

 (荻窪・善福寺川にて撮影)

 

 

 

転換期を迎え、セッションを新しくするために、「自分力研究会in静和漢方薬局」は、来月(11月)、第18回をもって終了することに決めた。

 

 坂下先生の「自分力教室in静和漢方薬局」(全7回)からずっと続けて、来月も含めると25回、約2年間に渡って出席して下さったKさんとRさんに伝えると、「苦しいとき、ここに来れば元気が出た。それが無くなってしまうと思うと、とても寂しい」とおっしゃった。

 

 そんなふうに言って頂けると、とてもうれしい。

 

 この2年間で、Kさん、Rさんのお二人は、驚くほど進歩し、私もお二人と共に多くのことを学び、成長させて頂いた。本当にありがとうございました。

 

 

 

 と、いうわけで、1020日(月)の「第17回 自分力研究会in静和漢方薬局」は、いつもに増して、全力投球の会になった。

 

 前日1019日(日)の「坂下メソッド・自分力教室」で、私の良い所を出席者の皆さんに挙げてもらった時、「教える才能がある」と言われ、「私は、教えるなんて向いていない。先生なんて嫌いだし、鍼灸学校の先生をやっていた時はとても嫌だった」と引きまくったが、「自分が楽しいと思うことを教える。自分が学びたいことを教える、伝える」ことなら出来る、それをしたいと思った。

 

 そして、1020日(月)の「第17回 自分力研究会in静和漢方薬局」では、教える才能全開で、自分でも驚くほど自信に満ちて楽しく出来た。

 

 

 Rさんは、先月の研究会で私が伝えたことを実行し、ほぼイメージした部屋が見つかり、今手続き中とのことだった。いよいよ存分に自分を表現する準備が出来た。これからのRさんの活躍が楽しみだ。

 

 

 Kさんは、娘さんの歯の手術のことで悩み絶不調。体調も悪い。

 いつもの「くせ」の思考パターンに嵌っている。

 

「歯は、自立を象徴していると思う。

 Kさんの自立と娘さんの自立の両方を象徴している。

 今は、娘は自分の人生を確実に歩んでいると信じて手放す時。

 それには、

 心配している自分がいることを受け入れつつも、

 それに振り回されずに、

 

 自分が本当にやりたいことを、

 敢えて、選択し、やる。

 

 それが古い思考パターンから抜け出す道。」

 そして、以前からやりたいと言っていた日本刺繍の材料を、今日、買いに行き、早速、始めることをお勧めした。

 

 Kさんは、この2年間で大きく変わった。自分と真剣に向き合い、自分を解放してきた。今回の件はその集大成のようだ。ちょっと大変だけれど、ここをクリアーしたら、大きく羽ばたける。

 

 顔色が悪く頭が痛いと言っていたKさんも、お話しているうちに、古い思考パターンから抜け出し、エネルギーが回り始めた。元気が出て、顔も明るくなった。

 

 

 

 最後に、自分が本当にやりたいことを楽しくやっているイメージを明確にするための瞑想をし、KさんもRさんも、エネルギーに満ちた顔で帰って行かれた。

 

 

 

********************

★「18回 自分力研究会in静和漢方薬局1124日(月)午後2時~5

 詳細は↑をクリックして下さい。

 

★「自分力研究会in静和漢方薬局」は、11月で終了致します。

 20091月から、さらにパワーアップして、新名称で始めます。乞うご期待!

 

 

 

 

 

2008年9月29日 (月)

第16回 自分力研究会in静和漢方薬局

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★空(宇宙)に向かって、どこまでも伸びていく。

 

 

 

 922日(月)は、「第16回 自分力研究会in静和漢方薬局」だった。

 

 当日朝、参加予定のSさんから、また電話が入って、急用のため欠席するとのこと。なかなか参加が実現しないSさん。これもSさんが創っている現実。仕方ない…

 

 

 「第16回 自分力研究会in静和漢方薬局」は、さらに、エネルギッシュにポジティヴパワーで盛り上がった。

 

 Rさんは、新居で楽しく仕事をしている自分のイメージを感じて行ったら、新しい住まい探しは、単なる引越しではなく、自分が本当にやりたいことをやるための新しい出発であることに気付いた。

 

 自分の仕事に対する姿勢も、「この作品は、あっちにとっておこう。こっちは、これくらいの作品でいい」と、いつの間にか、自分の力を出し切っていなかったことにも気付いた。

 

 生きていること自体、変化なのだから、自分のわくわく感を大切に、その時、その時で、精一杯表現して行かなかったら、本当の自分の表現はできないし、取って置いたアイデアは、すぐに腐って行く。

 

 「坂下メソッド・自分力教室」でやった「結果があって、現実がある」(byミッチー先生)、これを体験するために、「イメージで先に新居の結果を創りだし、思ったとおりの新居が見つかる」これをゲーム感覚で、やってみることをRさんには、提案した。

 

 Rさんは、「今日も、来て良かった。本当にいろいろな気付きがあった」と喜んだ。さて、どんな新居が見つかるか、来月のRさんからの報告が楽しみだ。

 

 

 Kさんは、美大で日本刺繍を専攻した。その後、家庭内でいろいろ苦労があり、離れていたが、最近またやってみたい気持ちが強くなって来たという。

 

 日本刺繍や手芸などの表現の話になると、Kさんの顔はイキイキと輝き、力強いエネルギーを発する。これがKさんの本来持っているエネルギーなのだろう。

 

 ところが一方で、娘さんが「どうしても歯科矯正をする」というので、Kさんはそのことが引っ掛かっていて、気持ちが晴れない。

 

 そういうネガティヴな自分がいることを認めながらも、あえて、力強いエネルギーを産み出すことを選択してやって行くことで、そのKさんの力強いエネルギーが周囲(娘さん)を自然に変えて行くことをお話した。

 

 とにかく、躊躇せず、自分が本当にやりたいことをやるだけだ。

 

 

 

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★「17回 自分力研究会in静和漢方薬局1020日(月)午後2時~5

 詳細は↑をクリックして下さい。

 次回も益々、エネルギッシュにポジティヴパワーで行きます。

 ご参加お待ちしています!

 

★「自分力研究会in静和漢方薬局」って、どんなことをやっているの?

 今までの「自分力研究会in静和漢方薬局」は、←をクリックして下さい。

2008年8月26日 (火)

第15回 自分力研究会in静和漢方薬局

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★「ケルン」は登山用語で、先に登った登山者が後進の登山者の為に、頂上や登山路を示す為に積み上げた石山のこと。新しい生き方を示す先達として、存在そのもので道を示しつつ、高き山を目指して、いざ行かん!(クリックすると拡大します。)

 825日(月)は、「第15回 自分力研究会in静和漢方薬局」だった。

 

 参加予定のSさんから、体調を崩して参加できない旨の連絡があり、今回も、参加者は、KさんとRさんの2人。しかし、とても中身の濃い会になった。

 

 

 

 Kさんは、「14回 自分力研究会in静和漢方薬局」でやったことを家でもしっかりやり、自分と真剣に向き合った。

 

 「子供の頃、自分が母親に対して感じていたことを思い出して、丁寧に感じて、書き出したら、娘からいつも言われていたことと同じ言葉がたくさん出て来た。

 娘からいろいろ言われても娘の気持ちが分からなかったけれど、私は、私の母親が私にしたことと同じことを娘にしていて、娘は、子供の頃の私が感じていたことと同じことを感じていたんだと、分かった。」と、涙ぐみながら、話してくれた。

 

 でも、そんなKさんの気付き後は、娘さんの口からは刺すような言葉は消え、穏やかな親子関係になってきたという。

 

 そして、8年ぶりに家族旅行にも行き、「感無量だった」と、家族再生の喜びを報告してくれた。

 

 「やっとここまで来た。本当に長かった。本当に、うれしい。」

 

 Kさんは、本当に真剣に自分と向き合った。そして、Kさんを取り巻く現実は大きく変わった。

 

 そんなKさんを見て、子育てで悩んでいる方がKさんに相談してきたとのこと。苦しみの中でも逃げずに、自分と真剣に向き合った者だけが得られる「幸せ」の輝きは、何にも増して人を引き付ける。相談を受けたKさんは、自分が人の役に立てたことが、とても嬉しかったと報告してくれた。

 

 

 Rさんも、「第14回 自分力研究会in静和漢方薬局」での続きを家でもやってみて、自分を縛っている思い込みに気付いた。

 

 思い込みが外れるたびに、自由になる。フラワーアーティストとしての表現も、より自由自在になっていくことだろう。

 

 

 

 休憩を挟んで、824日(日)の「坂下メソッド・自分力教室」で行ったのと同じく、未来のビジョンをみる瞑想を行った。

 

 Kさんは、ラクダに導かれて、「多くの人の前で輝いてお話している自分を見た。そして、それとは、別に、一人で本当に楽しく刺繍をしている自分も見えた」とのこと、

 

 どうしたら、そのような自分になれるか聞いたところ、「動きなさい。行動すること」とのメッセージをもらった。

 

 行動に移すことで、いよいよKさんも本領発揮だ。

 

 

 Rさんは、シカに導かれて、「光が燦燦と降り注ぐ広い部屋で、本当に楽しそうに作品を作っていた」、そして、「自分を信じなさい」とのメッセージをもらった。

 

 Rさんは引越しを考えているが、Rさんには「まずは、イメージをすることで、そのイメージにぴったり合った部屋が見つかる」とお話した。Rさんは、OLを辞めて、フラワーアーティストになった。趣味ではなく、仕事として、アーティストとしての道を切り開くのは大変だったことだろう。やがて、その道の先達として、後輩たちを指導していく立場になるだろう。

 

 

 

 最後に、ずっと続けて参加して下さっているお二人に、「ここでやっていることは、役に立っていますか?」と質問したところ、「大いに役立っています。そうでなければ、来ません」と即答頂いて、私もとても嬉しかった。

 

 

 

16回 自分力研究会in静和漢方薬局」9月22日(月)午後2時~5時

 詳細は↑をクリックして下さい。

 ご参加お待ちしています!

2008年8月 1日 (金)

第14回 自分力研究会in静和漢方薬局

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★今日から8月だというのに、7月中にたくさん遊んだ所為か、

 夏休みが終わってしまった子供の気分…

 山から東京に帰ってくると特に感じる。あー、夏が終わる…

 暦の上でも、もうすぐ立秋。暑さの中にも、秋の風を感じる。

 「いつでも、どこでも、なんでも、楽しんでしまおう!」

 夏休みが終わっても…

 

 

 

 

 728日(月)は、「第14回 自分力研究会in静和漢方薬局」だった。

 

 

 参加予定だったSさんは、引越しのため参加できなくなったので、参加者は、KさんとRさんの2名。

 

 お二人のお話から、もう一度、両親との関係を見直す必要を感じ、山瞑想会で私が取り組んで効果のあったことをアレンジしてやってもらった。

 

 20歳までの両親との間の出来事を思いつく限り書き出すなかで、その時の気持ちにシフトしていく。そのあとで、父親あるいは母親に対して言いたいことを思いっきり書き、父親あるいは母親と(紙上で)対話する。

 

 胸に詰まっているものを紙上に吐き出す。どんどん掘り下げていくと、自分の本質が見えてくる。

 

 3時間という時間制限のため、ここでは突破口を開いて時間が許す限り掘り下げて、後は家で続きをやって頂く事にした。

 

 いくつになっても、始めの人間関係である両親の影響は大きいなあ…と思う。両親も、そのまた両親の影響を受けているし、その時代の影響も受けている。良い悪いはないけれど、両親との関係の中で出来てしまった何らかの想いや固定概念があって、そのために、今、苦しかったら、もう一度遡って、その時の想いを充分に受け止める必要がある。

 

 

 でも、その想いを掘り下げると、そこには思いもよらない深い愛が見つかる。そうしたら、大きく羽ばたける。本当の自分が開花する。

★「第15回 自分力研究会in静和漢方薬局8月25日(月)午後2時~5時

  詳細は、↑をクリックして下さい。

2008年6月19日 (木)

第13回 自分力研究会 in 静和漢方薬局

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★我が家の庭のモモの実。小さいけれど熟すと甘くなる。

 

 

 616日(月)の午後は、「自分力研究会in静和漢方薬局

 

 午前中、個人セッションをしていた私は、急いで、サンドイッチで昼食を済ませた。個人セッション後、疲れていなかったら、自分力研究会にも参加する予定だった方が、「自分力研究会には来月、7月に参加することにします」と帰宅したので、今日の参加者は、4名の予定から、3名になった。

 

 ずっと参加しているKさんとRさん、新人のYさん。

 

 この1ヶ月の間に、Rさんは、すばらしい経験をしていた。

 

 「女性は弱い、甘える、感情的」と、今まで女性性を否定していたRさんは、第10回と第11回の「自分力研究会in静和漢方薬局」の誘導瞑想で、本当は甘えたかった自分の本音を感じ、それでもなかなかそれを感じているのが自分だと、実感出来ずに居たようだったが、足底の出来物(良性)の手術という出来事を通して(歩けない状態だったので)、充分に実家のご両親やご主人に甘えたとの事だった。

 

 必要な時には「甘えてもいい」と自分を赦したRさんは、力の入ったところが取れて、とてもいい感じになっていた。

 

 Kさんも、自分と向き合い苦しいときを過ごしてきたが、一つ一つ丁寧に感じ受け止める作業を重ねて、今日はずいぶんとすっきりとしている。

 

 「色々なことがやりたくなった。行動的な自分がいるんだと驚いているが、行動してみたら、とても楽しい」とKさん。いよいよ本領発揮という感じだ。チョイ悪さも、出てきて、そんなチョイ悪も楽しんでいる。

 

 新人のYさんのお話を伺って、Yさんも大変なところを通ってきたんだな…としみじみ思ったが、それでも「自分の現実を創っているのは自分自身」だから、それらの経験を通して、Yさんの魂が学びたいことがあったのだ。

 

 「怒りを感じたら、自分がどうかなってしまいそうで、怖い」と言うYさんに、きちんと感じ受け止めたら、むしろ楽になることをお話した。

 

 怒りも、悲しみも、憎しみさえも、深く感じたら、その底には愛があると、今の私は、感じている。

 

 ミッチー先生は、「怖いのは、無意識でいることだ」と言う。

 

 自分の感じていることをスルーさせて、無意識の中に押し込めると、自分でコントロール出来なくなり、却って、怖い。

 

 自分の心を丁寧に感じ受け止めることで、意識化することが出来、自分の意思で選択(コントロール)することができる。

 

 Yさんには、誘導瞑想で、押し込めた自分の感情に焦点を当てて、感じることを経験してもらった。

 

 

 それから、前日、615日(日)の「坂下メソッド・自分力教室」で、「ポジティヴ」と「ネガティヴ」についてのお話をミッチー先生から聞いて、本当にそうだととても感激したので、それを伝えたかったのと、皆さんが「ポジティヴ」と「ネガティヴ」について、どのように認識しているのかを聞いてみたかったので、その話をした。

 

 参加者の皆さんからは、やはり、世間一般の認識に近い答えが返ってきた。

 「ポジティヴ」は、前向き、明るい、楽しい、陽気、etc

 「ネガティヴ」は、暗い、陰気、どろどろ、嫌な感じetc

 

 ミッチー先生のお話は、違っていた。

「 飽くまでも自分を中心として、

『ポジティヴは、自分と統合されたもの』、

『ネガティヴは、自分から切り離されたもの』、

自分のありとあらゆるものを受け入れる、

これが統合されているということ」、

と伝えた。

 

 どんな自分も認めて受け入れていくことは、認める瞬間は苦しいが、認めてしまうと、楽になる。難しいことはない。前述したKさんやRさんの経験も、分離された自分を認め受け入れる作業だ。

 

 Kさんも、Rさんも、自分を受け入れることを通して、より自分らしくなった。

★「自分力研究会in静和漢方薬局」←詳細はココをクリックして下さい。

2008年4月10日 (木)

第11回 自分力研究会in静和漢方薬局

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★北鎌倉・東慶寺の石塔

 47日(月)は、「第11自分力研究会in静和漢方薬局」だった。

 「第10回自分力研究会in静和漢方薬局」で心の扉が開き、第11回では、さらに次のステップへ。

 Kさんは、「第10回自分力研究会in静和漢方薬局」後に、私の個人セッションも受けて、さらに家でも自分の心を丁寧に感じることをしていた。そこで、どうしても引っ掛かって、前に進めないとのことなので、そこに焦点を当てた。

 「弱い娘に対して、イライラする自分がいた。弱い娘が嫌いだった」とKさん。

 何故そう感じたかを解きほぐしていく中で、自分の母親に、自分がそう言われ続けて来た事を思い出した。「その時、自分は何を感じていたか」を、その時の自分になって、感じたKさんは、涙を流し、「とても悲しかった」と言った。

 「その悲しみを充分に感じ、痛みと共に自分の胸にしっかりと刻んでください。そうすることが、無意識のうちに娘に同じことをしてしまった自分を赦すことであり、母親を赦すことに繋がります」と、私は、自分にも言い聞かせる様に言った。

 私もまた、父から受けた暴力を、いつの間にか息子にしていたので、Kさんの気持ちがとても良く分かる。

 自分の悲しみを充分に感じ受け止め、自分のしたことから目を背けずにきちんと見るには勇気が必要だが、悲しみの連鎖を断ち切るには、その痛みをきちんと感じて心に刻み付けるしかない。心に蓋をして、感じなくさせて、悲しみを潜在意識に押し込めると、無意識に同じことを繰り返してしまう。

 Rさんは、先回初めて自分の押し込めた感情に触れ、まだ、それが自分のものとは思えないような状態なので、もう一度、子供の頃のことを思い出してもらって、その中の一つに焦点を当てた。

 「その時、自分は何を感じていたか」を、その時の自分になって感じることをテーマに誘導瞑想をした。

 その時の感情を充分に感じたRさんは、「とても寂しかった、甘えたかった」と言って、涙を流した。

 誘導瞑想が終わった後で、私は、「そう感じているのは、他でもないRさん自身です。この感情を自分から切り離さないで、充分に受け止めて下さい」と言った。

 そして、「Kさん、今のRさんの言葉を聞いて、どう思いましたか?」と、Kさんに質問した。

 Kさんは、「さびしいし、甘えたかったのに、長女だから、一生懸命我慢し、強くならなければと思ってきたんだね。辛かったね」と言った。

 私は、ミッチー先生に成りきっていたので、そこで、すかさず突っ込む。

 「Kさん、どうですか?自分のお姉さんの気持ちが分かったでしょう?」

 気の強い自分のお姉さんが嫌だと、いつも言っていたKさんは、はたと気が付いたという顔をした。

 ある人の気付きが、参加している他の人の気付きに繋がっていく。これこそグループワークの醍醐味だ。

 さて、一つ一つこうして、心の奥深くに押し込めた自分の感情を丁寧に受け止める意味を、例のミッチー先生の絵「大きなお皿を支える自分」を使って説明した。

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★ミッチー先生の「大きなお皿を支える自分」の絵

 「今やっていることは、このお皿の中身を一つ一つ丁寧に受け止める作業です。一つ一つ丁寧に受け止めることで、お皿の中で何が起こっても、お皿を支える自分の存在価値は全く変わらないということをより強く確信することができるのです。」(byミッチー)

 こうして「第11回自分力研究会in静和漢方薬局」は、自分で言うのも何だが、ミッチー先生に成りきり、益々良い感じになってきた。突っ込みどころを途中で間違えたが、すぐに方向転換することも出来た。

 Kさんも、Rさんも、だいぶいい感じになって来たので、新しい人を積極的に集めよう。そうすることで、私も、Kさんも、Rさんも、さらにスッテップアップできる。

 私もいよいよ本気モード全開。岡山の暑きじゃない、熱き女Mちゃんに負けないようにがんばりますよ!

★「自分力研究会in静和漢方薬局」←詳細はココをクリックして下さい。

★「個人セッション」←詳細はココをクリックして下さい。

 

2008年3月 5日 (水)

第10回・自分力研究会 in 静和漢方薬局

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★フクロウ君は、湖の底から引き上げた古木から生まれた。フクロウ君の止まり木は、白神山地に程近い千畳敷海岸に流れ着いた流木。フクロウ君は、開局当初から我が薬局の移り変わりを静かに見守っている。

(写真をクリックすると拡大します。)

 32日(日)の「坂下メソッド・自分力教室」の学びの中で、私は、私の薬局で行っている「自分力研究会」は薬局という枠組みに囚われずに自由に自分を表現する最適の場であることに気付き、自分のエンターテイナー性も駆使して、思いっきり自由でステキな舞台にしようと思った。

 そして、33日(月)の「第10回・自分力研究会in静和漢方薬局」は、10回目にして、漸く満足感と自信を得るものとなった。今までは、心の奥深くの扉を開ける所まで突っ込めなかったが、今回は、RさんもKさんも自分の奥深く押し込めていた感情に触れることができた。

 Rさんは、子供の頃からずっと「強くならなければいけない、甘えてはいけない、がまんしなければいけない」と思ってきた。これは、「女性は弱い、甘える、感情的」との女性に対する否定的な思い込みとリンクしている。

 誘導瞑想で、子供の頃のことを思い出し、そのときの感情に焦点をあてた所、ずっと抑えていた感情が涙と共に溢れ出てきた。

 本当は、泣きたい自分、甘えたい自分が居たのに、感情を素直に表すことが出来ずに、今まで、押し込めてきた。今なら、押し込めてきた感情を充分に感じて、そのときの自分を思いっきり抱きしめてあげることができる。

 弱い自分、甘えたい自分、泣きたい自分が、充分に抱きしめられて癒されると、自分の弱さも人の弱さも受け入れられるようになる。これこそが本当の強さだ。

 Kさんは、娘さんに対する罪悪感で、ずっと一人で苦しんできた。ずっと心に蓋をしてきたが、その蓋がやっと開いて、堰を切ったように、むせび泣いた。

 人生は、楽しいことよりも苦しいこと悲しいことの方が多いかもしれない。それでも涙と共に「すべてこれで良かったんだ」と受け入れ深く納得すると、人知を超えた人生の奥深さを実感し、じみじみと自分は幸せだと思えてくる。

 Rさんも、Kさんも、まだやっと突破口が開いた段階だが、長い間心の奥深くに押し込めてきた自分の感情(本音)に初めて触れたことは、今まで頭で理解しようとしていたことを、実際に体験した(実感した)貴重な瞬間だ。

 私にとってもやっと核心部に迫る突破口を開くことが出来、大きな自信に繋がった。

***************

 この経験を通して、私は、以下のような「線引き」をしっかりとすることを決心した。

 今までは、薬局の付属イベントとして「自分力研究会」を行ってきたが、これからは、薬局とは全く別のものとして、自由に自分を表現する場として取り組んでいく。

 「心の相談」では、漢方相談の延長のようになってしまうので、漢方相談とは全く別のものであり全く別の切り口で行う「個人セッション」として、新たに料金設定をすることにした。

 薬局と切り離すと言っても、「自分力研究会」も、「個人セッション」も、薬局内で行うことに変わりはないが、これからは、薬局の枠組みに囚われずに全く別のもの新しいものとしてキッチリ「線引き」してやっていこうと思う。

 私は、医療を超えた人間の核心部に迫り、思い込みを外し、心を解放し、真の自分を知り、自分力を十分に発揮し、自分らしく生きる人生を、自分の生き方自分の存在を通して伝えたい。

2008年1月 9日 (水)

静和漢方薬局 第8回 自分力研究会

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200812日、深大寺初詣風景。

★深大寺の鐘楼。2008年の除夜の鐘を聞く頃は、さて、どうしていることでしょう…

(写真をクリックすると拡大します。)

 20081月7日(月)は、今年初めの「静和漢方薬局 自分力研究会」だった。ミッチー先生の後を引き継ぎ、20074月から始めた自分力研究会も第8回目を迎えた。試行錯誤しながらも、頑張って継続することで、自分も参加している方達も、大きく成長し、「継続は力なり」を身を持って実感している。

 「学ぶ」の語源は「まねる」から来ているとのことなので、1月6日(日)のミッチー先生の「坂下メソッド・自分力教室」のワークをもう一度復習してみるくらいのつもりで、新年の自分力研究会を進めた。

 女性性に何らかの引っ掛かりを持っているRさんには、先日ミッチー先生からアドバイスを頂いた「女性としての自分がどんなにすばらしいか」ということを切り口に話を進めた。引っ掛かりや枠組み、思い込みなどを取り払うことで、もっと自由に、生き生きと自分を表現することが出来る。今年はRさんにとってさらなる飛躍の年になる。

 また、Kさんは、本質的に行動力があるので、自分の想いを表現する(行動に表す)ことで、さらに大きく飛躍できること、反対にすばらしい自分の想いも、表現しなかったら、小さくしぼんでしまうこと、などをお話した。

 それから、自分流にアレンジした「風の瞑想」で心を開放し、その後、各自の今年のテーマを自分の深いところに見出す誘導瞑想を行った。

 Rさんは、菜の花畑で気持ちの良い春風に吹かれている中で、やわらかな羽衣を着た天女から「こわくない」とのメッセージをもらった。今までは、女性の特質を充分に発揮し生きることに抵抗を感じていたが、そう生きても「こわくない」とのメッセージをもらったとのことだった。

 Kさんは、ありのままの自分でいいんだと自分を赦し、光のように輝いている自分を感じたとのことだった。

 Kさんは、今まで、自分の人生はなんて辛いことばかりなんだろうと悩み続けてきた。そのKさんが、自分を赦しありのままの自分を認め受け入れ、光のように輝く自分を感じている。さらに、自分が経験してきたことを、今までの自分と同じように悩み苦しんでいる人達に伝えたいと言う。すばらしい変化だ。いや、変化と言うより、もともと本質的に持っているものが表れて来たと言う方が正しい。

 人は、いろいろな思い込みで、自分を小さな小さな枠に押し込めている。それはとても窮屈で苦しいし、自分を卑屈にする。思い込みを取り払うと、ステキな自分、いろいろ苦しいことがあってもすばらしい人生だと発見でき、自分でいることが楽しくなる。Kさんはとても明るく軽やかになった。

 誘導瞑想の後は、「坂下メソッド・自分力教室」でやったように、「20091月の自分が、2008年を生きた自分に向けて手紙を書く」をやった。

 Rさんも、Kさんも、書く前は「えー…」と言っていたが、書き始めたら、実に楽しそうにすらすらとたくさん書いていた。

 書いた後、読み上げてもらったが、実に楽しい手紙だった。

 Rさんの手紙では、Rさんは、引越しをし、自分の仕事場を持ち、自分の本を出版し、海外にも活動の場を広げていた。

 Kさんの手紙では、Kさんは、家族との絆を深め、ばらばらだった家族のそれぞれがすばらしく輝いていた。

 二人にとって、また私にとっても、2008年はきっとすばらしい飛躍の年になる。

2007年11月15日 (木)

静和漢方薬局 第4回 自分力研究会

★大変遅くなりましたが、723日(月)の「静和漢方薬局 第4回 自分力研究会」の記事をアップします。

 723日(月)は、「静和漢方薬局 第4回 自分力研究会」だった。今日は、KさんとRさんのお二人が参加。最近、目覚しく変化したKさんに、2ヶ月ぶりに会うRさんは、ビックリしていた。

 Kさんにも、この1ヶ月何も無かったわけではなく、お姑さんが入院して、大変だった。胸が詰まり、苦しい状態になり、体調が悪くなったが、そこでKさんは、自分の心と丁寧に向き合った。

 おばあちゃん(お姑さん)に生きているうちに伝えたいとのことだったので、おばあちゃんに気持ちを伝えるシュミレーションを行った。

 今までの習慣で、どうしても頭で考えて、言葉を伝えようとするKさんに、もっとシンプルに、もっとストレートに、自分の気持ちを感じながら、自分の気持ちを言葉にするようにとアドバイスしながら、シュミレーションを繰り返した。

 そう、本当に伝えたい事は、とてもシンプル、しかし、力強い。

 「今まで本当に大変だったね」

 「大丈夫、安心して、もう自分を責める必要はないから」

 「今までありがとう」

 息子(Kさんの御主人)の事で、ずっと自分を責め続けてきたおばあちゃんに、楽になって欲しいと願うKさんの愛が充分に伝わる言葉だった。おばあちゃん役のRさんも、Kさんの優しい気持ちが充分に伝わったと言っていた。

 Rさんは、沢山の仕事の依頼があり、とても充実しているのが、自信となって風貌にも現れている。Rさんも、5月の自分力研究会の時の宿題「作品を通して、何を表現したいか」の答えとして、「自分を表現したい」という答えを出したが、では、自分ってどんな自分?

 自分力研究会の場で、充分な突っ込みが出来なかった(反省)ので、後からメールをして、自分を知るためには、「今、自分が感じていること」を丁寧に見ていくことが大切とお伝えした。

R 様

「昨夜は早速、食事のときに「一つ一つを良く味わって食べる」ことを

やってみました」との事、いかがでしたか?

いろいろな気付きがあったと思います。

自分を知る為には、自分の心を注意深く見る必要があります。

これは、日常の中で訓練していく事です。

自分の感情が動いた時がチャンスです。

何故、自分は、怒りを感じたか、

何故、自分は、嫌な気持ちになったか、

何故、自分は、うれしかったか、

何故、自分は、悲しかったか、

自分の感情が動いた時がチャンスです。

何故なら、感情は、自分の本質の深いところから出てくるからです。

ホンの小さな心の動きを注意深く見ていくと、

自分が少しずつ分かってきます。

それ以外でも、

日常の中で、ちょっと立ち止まって

自分は「今、何を感じているか」、

これを見てみることが大切です。

はじめは、意識的に、観る必要があります。

本当は、色々な事を感じているのに、

それを観ない(意識しない)うちに、

それは、通り過ぎています。

勿体無いことです。

感覚のセンサーを研ぎ澄まして、

自分の感じていることを、観る

ぜひ、これをやってみてください。

Rさんなら、出来ます。

もともと、とても鋭い感性を持った人ですから、

そこにさらに磨きをかけて下さい。

自分が感じていることを知る事が、

自分を知る事に繋がります。

私自身、まだまだ未熟なので、

自分力研究会の中で、こうすればよかった、ああすれば良かった、

これを伝えるべきだった、などなど、

後から後から出てきます。

気付いた時にメールで、お伝えします。

また、これからの自分力研究会の改良点として、

バージョンアップさせて行きます。

Rさんも気付いた事をどんどん提案して下さい。

よろしくお願いします。

2007年6月19日 (火)

静和漢方薬局 第3回 自分力研究会

Photo

★ばら一輪

(写真をクリックすると拡大します。)

 Rさんからは、「出版社との交渉は、うまく行かなかった点もいくつかあるけれど、気持ち良くできました。次回の自分力研究会で報告します」とのメールが来て、その報告を楽しみにしていたのだが、テレビの仕事が入って、Rさんは急遽欠席することになり、参加者は、Kさん一人、グループワークではなく、個人セッションになった。

 今日のKさんの顔は、何かイキイキとしている。Kさんに、「今日はイキイキとしていますね。教室は開いてみましたか?」と尋ねると、

 「宿題だった日本刺繍の教室はまだ開いていないのですが、その準備のために、自分でもう一度刺繍を始めてみたり、手芸教室をやっている友人や先輩のところに行って見て来たり、昔を思い出して、楽しかった」とのこと。

 「それは、良かったですね。Kさんは、今まで自分を抑えてきたけれど、元々はとても行動的な人だから、きっとすばらしい教室になりますよ。ところで、その教室で何を表現したいですか?以前Kさんがお話していたように、ただ刺繍を教えるだけではなく、本音で話しができる癒しの場となるような教室を、と考えているんですよね。」

 Kさんもいろいろな手芸教室を見てきて、結局は、手芸だけ教えていると自分が飽きてしまい、当然生徒さんにも飽きられてしまうと言う事が良く分かっていた。

 「Kさん独自の教室を創ったらいいです。そこで大切になるのが、自分は、そこで何を表現したいのか、何を生徒さん達に伝えたいのかということです。何を表現したいですか?」

 「今まであった苦しかった事、悲しかった事、それらはすべて必要な経験だったと思える様になった。だから、不登校やギャンブル依存症で苦しんでいる人、色々なことで苦しんでいる人に、大丈夫といってあげたい」とKさん。

 「そうですよね。その思いは、Kさんの深い愛だと思いますよ。だから、Kさんは、深い愛を表現したいということだと思いますよ。」

 あれこれお話するうちに、まだ家族との関係で、解決していない部分があるために、先に進めないでいることが分かったので、私も、今、直面している自分の問題を話した。

 「すべて解決しないと何も出来ないわけではないですよ。事実、私も娘との真剣勝負を今、している。自分が本当にこうしたいと思うことをやるその過程で、解決していないものは、解決して行けばいいんです。家族との問題は一番難しい、真剣勝負ですから。いずれ一番良い時期が来ますよ。Kさんの準備が出来た時に。それまでは、自分がこうしたいと思うことを進めて行ったらいいです。何も心配する事は無いですよ。」

 Kさんが、新しい一歩を踏み出すことにエールを送りたいと思ったので、最後は、気持ちの良い音楽を流しながら、エネルギーを流した。

 「あなたのこれまでの人生は、すべて自分にとって必要な経験であったことを、あなたは深いところで理解しています。そして、その経験を生かし、自分の愛を表現するために、今、あなたは、新しい一歩を踏み出そうとしています。あなたは、自分の魂が本当に望むことを実行する力があると知っています。」言葉が、自然に私の口から溢れた。

 今、Kさんは、毎日、半身浴をしながら、自分の気持ちをノートに書いているという。Kさんは日々自分と真剣に向き合っている、そのKさんの努力が、Kさんをここまで変化させ、自分らしく自分を表現できるようになって来た。さらに、教室を実現させて行けば、自分の表現の場が広がって、さらに彼女は自分らしく輝くだろう。とても楽しみだ。

 「静和漢方薬局 第3回 自分力研究会」は、個人セッションのようになってしまったが、兎に角続ける事で、私自身も良い経験を積ませてもらっている。ありがとうございましたKさん。

フォト

FILM写真

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    2011年5月21日(土)「LEICA M6」 を購入。その後「ROLLEICORD Ⅴ」、「LEICA Ⅲf」、「LEICA M3」を購入。フィルム写真を楽しんでいます。COPYRIGHT(C) 2000-2020 香花橘時鳥 ALL RIGHTS RESERVED.

Kiss my worldー風景&HANAー

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Kiss my world -定春&豆子-

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