第11回 自分力研究会in静和漢方薬局
★北鎌倉・東慶寺の石塔
4月7日(月)は、「第11回自分力研究会in静和漢方薬局」だった。
「第10回自分力研究会in静和漢方薬局」で心の扉が開き、第11回では、さらに次のステップへ。
Kさんは、「第10回自分力研究会in静和漢方薬局」後に、私の個人セッションも受けて、さらに家でも自分の心を丁寧に感じることをしていた。そこで、どうしても引っ掛かって、前に進めないとのことなので、そこに焦点を当てた。
「弱い娘に対して、イライラする自分がいた。弱い娘が嫌いだった」とKさん。
何故そう感じたかを解きほぐしていく中で、自分の母親に、自分がそう言われ続けて来た事を思い出した。「その時、自分は何を感じていたか」を、その時の自分になって、感じたKさんは、涙を流し、「とても悲しかった」と言った。
「その悲しみを充分に感じ、痛みと共に自分の胸にしっかりと刻んでください。そうすることが、無意識のうちに娘に同じことをしてしまった自分を赦すことであり、母親を赦すことに繋がります」と、私は、自分にも言い聞かせる様に言った。
私もまた、父から受けた暴力を、いつの間にか息子にしていたので、Kさんの気持ちがとても良く分かる。
自分の悲しみを充分に感じ受け止め、自分のしたことから目を背けずにきちんと見るには勇気が必要だが、悲しみの連鎖を断ち切るには、その痛みをきちんと感じて心に刻み付けるしかない。心に蓋をして、感じなくさせて、悲しみを潜在意識に押し込めると、無意識に同じことを繰り返してしまう。
Rさんは、先回初めて自分の押し込めた感情に触れ、まだ、それが自分のものとは思えないような状態なので、もう一度、子供の頃のことを思い出してもらって、その中の一つに焦点を当てた。
「その時、自分は何を感じていたか」を、その時の自分になって感じることをテーマに誘導瞑想をした。
その時の感情を充分に感じたRさんは、「とても寂しかった、甘えたかった」と言って、涙を流した。
誘導瞑想が終わった後で、私は、「そう感じているのは、他でもないRさん自身です。この感情を自分から切り離さないで、充分に受け止めて下さい」と言った。
そして、「Kさん、今のRさんの言葉を聞いて、どう思いましたか?」と、Kさんに質問した。
Kさんは、「さびしいし、甘えたかったのに、長女だから、一生懸命我慢し、強くならなければと思ってきたんだね。辛かったね」と言った。
私は、ミッチー先生に成りきっていたので、そこで、すかさず突っ込む。
「Kさん、どうですか?自分のお姉さんの気持ちが分かったでしょう?」
気の強い自分のお姉さんが嫌だと、いつも言っていたKさんは、はたと気が付いたという顔をした。
ある人の気付きが、参加している他の人の気付きに繋がっていく。これこそグループワークの醍醐味だ。
さて、一つ一つこうして、心の奥深くに押し込めた自分の感情を丁寧に受け止める意味を、例のミッチー先生の絵「大きなお皿を支える自分」を使って説明した。
★ミッチー先生の「大きなお皿を支える自分」の絵
「今やっていることは、このお皿の中身を一つ一つ丁寧に受け止める作業です。一つ一つ丁寧に受け止めることで、お皿の中で何が起こっても、お皿を支える自分の存在価値は全く変わらないということをより強く確信することができるのです。」(byミッチー)
こうして「第11回自分力研究会in静和漢方薬局」は、自分で言うのも何だが、ミッチー先生に成りきり、益々良い感じになってきた。突っ込みどころを途中で間違えたが、すぐに方向転換することも出来た。
Kさんも、Rさんも、だいぶいい感じになって来たので、新しい人を積極的に集めよう。そうすることで、私も、Kさんも、Rさんも、さらにスッテップアップできる。
私もいよいよ本気モード全開。岡山の暑きじゃない、熱き女Mちゃんに負けないようにがんばりますよ!
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