第10回・自分力研究会 in 静和漢方薬局
★フクロウ君は、湖の底から引き上げた古木から生まれた。フクロウ君の止まり木は、白神山地に程近い千畳敷海岸に流れ着いた流木。フクロウ君は、開局当初から我が薬局の移り変わりを静かに見守っている。
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3月2日(日)の「坂下メソッド・自分力教室」の学びの中で、私は、私の薬局で行っている「自分力研究会」は薬局という枠組みに囚われずに自由に自分を表現する最適の場であることに気付き、自分のエンターテイナー性も駆使して、思いっきり自由でステキな舞台にしようと思った。
そして、3月3日(月)の「第10回・自分力研究会in静和漢方薬局」は、10回目にして、漸く満足感と自信を得るものとなった。今までは、心の奥深くの扉を開ける所まで突っ込めなかったが、今回は、RさんもKさんも自分の奥深く押し込めていた感情に触れることができた。
Rさんは、子供の頃からずっと「強くならなければいけない、甘えてはいけない、がまんしなければいけない」と思ってきた。これは、「女性は弱い、甘える、感情的」との女性に対する否定的な思い込みとリンクしている。
誘導瞑想で、子供の頃のことを思い出し、そのときの感情に焦点をあてた所、ずっと抑えていた感情が涙と共に溢れ出てきた。
本当は、泣きたい自分、甘えたい自分が居たのに、感情を素直に表すことが出来ずに、今まで、押し込めてきた。今なら、押し込めてきた感情を充分に感じて、そのときの自分を思いっきり抱きしめてあげることができる。
弱い自分、甘えたい自分、泣きたい自分が、充分に抱きしめられて癒されると、自分の弱さも人の弱さも受け入れられるようになる。これこそが本当の強さだ。
Kさんは、娘さんに対する罪悪感で、ずっと一人で苦しんできた。ずっと心に蓋をしてきたが、その蓋がやっと開いて、堰を切ったように、むせび泣いた。
人生は、楽しいことよりも苦しいこと悲しいことの方が多いかもしれない。それでも涙と共に「すべてこれで良かったんだ」と受け入れ深く納得すると、人知を超えた人生の奥深さを実感し、じみじみと自分は幸せだと思えてくる。
Rさんも、Kさんも、まだやっと突破口が開いた段階だが、長い間心の奥深くに押し込めてきた自分の感情(本音)に初めて触れたことは、今まで頭で理解しようとしていたことを、実際に体験した(実感した)貴重な瞬間だ。
私にとってもやっと核心部に迫る突破口を開くことが出来、大きな自信に繋がった。
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この経験を通して、私は、以下のような「線引き」をしっかりとすることを決心した。
今までは、薬局の付属イベントとして「自分力研究会」を行ってきたが、これからは、薬局とは全く別のものとして、自由に自分を表現する場として取り組んでいく。
「心の相談」では、漢方相談の延長のようになってしまうので、漢方相談とは全く別のものであり全く別の切り口で行う「個人セッション」として、新たに料金設定をすることにした。
薬局と切り離すと言っても、「自分力研究会」も、「個人セッション」も、薬局内で行うことに変わりはないが、これからは、薬局の枠組みに囚われずに全く別のもの新しいものとしてキッチリ「線引き」してやっていこうと思う。
私は、医療を超えた人間の核心部に迫り、思い込みを外し、心を解放し、真の自分を知り、自分力を十分に発揮し、自分らしく生きる人生を、自分の生き方自分の存在を通して伝えたい。
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