静和漢方薬局 第3回 自分力研究会
★ばら一輪
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Rさんからは、「出版社との交渉は、うまく行かなかった点もいくつかあるけれど、気持ち良くできました。次回の自分力研究会で報告します」とのメールが来て、その報告を楽しみにしていたのだが、テレビの仕事が入って、Rさんは急遽欠席することになり、参加者は、Kさん一人、グループワークではなく、個人セッションになった。
今日のKさんの顔は、何かイキイキとしている。Kさんに、「今日はイキイキとしていますね。教室は開いてみましたか?」と尋ねると、
「宿題だった日本刺繍の教室はまだ開いていないのですが、その準備のために、自分でもう一度刺繍を始めてみたり、手芸教室をやっている友人や先輩のところに行って見て来たり、昔を思い出して、楽しかった」とのこと。
「それは、良かったですね。Kさんは、今まで自分を抑えてきたけれど、元々はとても行動的な人だから、きっとすばらしい教室になりますよ。ところで、その教室で何を表現したいですか?以前Kさんがお話していたように、ただ刺繍を教えるだけではなく、本音で話しができる癒しの場となるような教室を、と考えているんですよね。」
Kさんもいろいろな手芸教室を見てきて、結局は、手芸だけ教えていると自分が飽きてしまい、当然生徒さんにも飽きられてしまうと言う事が良く分かっていた。
「Kさん独自の教室を創ったらいいです。そこで大切になるのが、自分は、そこで何を表現したいのか、何を生徒さん達に伝えたいのかということです。何を表現したいですか?」
「今まであった苦しかった事、悲しかった事、それらはすべて必要な経験だったと思える様になった。だから、不登校やギャンブル依存症で苦しんでいる人、色々なことで苦しんでいる人に、大丈夫といってあげたい」とKさん。
「そうですよね。その思いは、Kさんの深い愛だと思いますよ。だから、Kさんは、深い愛を表現したいということだと思いますよ。」
あれこれお話するうちに、まだ家族との関係で、解決していない部分があるために、先に進めないでいることが分かったので、私も、今、直面している自分の問題を話した。
「すべて解決しないと何も出来ないわけではないですよ。事実、私も娘との真剣勝負を今、している。自分が本当にこうしたいと思うことをやるその過程で、解決していないものは、解決して行けばいいんです。家族との問題は一番難しい、真剣勝負ですから。いずれ一番良い時期が来ますよ。Kさんの準備が出来た時に。それまでは、自分がこうしたいと思うことを進めて行ったらいいです。何も心配する事は無いですよ。」
Kさんが、新しい一歩を踏み出すことにエールを送りたいと思ったので、最後は、気持ちの良い音楽を流しながら、エネルギーを流した。
「あなたのこれまでの人生は、すべて自分にとって必要な経験であったことを、あなたは深いところで理解しています。そして、その経験を生かし、自分の愛を表現するために、今、あなたは、新しい一歩を踏み出そうとしています。あなたは、自分の魂が本当に望むことを実行する力があると知っています。」言葉が、自然に私の口から溢れた。
今、Kさんは、毎日、半身浴をしながら、自分の気持ちをノートに書いているという。Kさんは日々自分と真剣に向き合っている、そのKさんの努力が、Kさんをここまで変化させ、自分らしく自分を表現できるようになって来た。さらに、教室を実現させて行けば、自分の表現の場が広がって、さらに彼女は自分らしく輝くだろう。とても楽しみだ。
「静和漢方薬局 第3回 自分力研究会」は、個人セッションのようになってしまったが、兎に角続ける事で、私自身も良い経験を積ませてもらっている。ありがとうございましたKさん。
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