選択
6月24日(土)、仕事が終わってから、夜行バスで、尾瀬に行った。25日(日)早朝に鳩待峠に到着、山ノ鼻から尾瀬ヶ原を横切って、三条の滝へ行き、温泉小屋に宿泊した。
5月のまだ雪深い時でも燧ケ岳に登ったし、秋に来た時には燧ケ岳と至仏山の両方に登った。お天気が悪ければ登山は諦めようと思ったが、時折日が差す、まずまずのお天気なので、26日(月)は、燧ケ岳に登って大清水に出ようか、疲れているので今回は無理をせず、尾瀬沼周辺を散策するだけにしようか、迷った。
尾瀬ヶ原や尾瀬沼だけではどうも物足りないが、ここの所、薬局が休みの時も、研究会や気功教室、ワーク、合宿などで、ゆっくりと身体を休める時間が無く、その上、夜行バスで睡眠不足。どうしようか…
そんな事を考えながら、布団の上で、軽くヨーガをして身体を緩め、瞑想した。
「あなたは自分の事は自分で良く分かっています。」
「自分の選択を信じ、自分が選択した事を楽しみ味わって下さい。」
そんな言葉が心に浮かんできた。
次の日、目が覚めたら、午前6時頃だった。燧ケ岳に登るのなら、午前4時半には起床して、5時頃には出発しなければ余裕のある山行は出来ないので、起床が午前6時になった時点で、燧ケ岳登山は諦めた。
その日は、曇りだったが、時折日が射して、燧ケ岳の山頂が見えるたびに、「あー登ればよかった」と残念に思ったが、瞑想の時に心に浮かんだ言葉を思い出し、自分の選択を信じ、選択した事(今回は燧ケ岳登山を止めて尾瀬沼周辺の散策を選択した)を楽しみ味わうことにした。
いつも強行軍の山行をしていたが、のんびりとした散策もたまには良いものだと、尾瀬沼を眺め、周辺に咲く花々を見ながら思った。今日は身体が疲れていたので、体力を消耗しない散策程度で良かったのだ、これは偶然こうなったのではなく、自分の事を良く分かっている自分の選択なのだ。
小さなことから大きな事まで、人生ではいつも選択の連続だが、自分の選択を信じ、自分が選択した事を楽しみ味わうことの大切さを知った山行だった。
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